ソース: АrсhDаilу
くすぎ橋 / 隈研吾建築都市設計事務所
建築家が提供するテキストによる説明。 2018年7月の西日本豪雨で流失した岩国市首都町大曽越の橋を、地域の新たなシンボルとなる木橋として架け替えました。
橋の両側には、独特の酒造りで知られる旭酒造の日本酒「獺祭」の工場兼店舗があり、建設費のうち木造部分を寄付で賄った。
度重なる災害のリスクを考慮し、105角のヒノキの手すりにRC造の架構を組み合わせました。 ヒノキの配置は周囲の山並みに呼応するような緩やかな曲線を描き、日本の木造建築で最も使用される部材サイズである105角部材を使用することで、ノスタルジックなヒューマンスケールの橋を実現しました。
日本が誇る大工技術と最新のコンピュテーショナル デザイン技術を融合させることで、従来の土木構造物にはない人間味と柔らかさを表現しました。
ソース: АrсhDаilу